第3回日本がん検診・診断学会習熟講習会のご案内

日本がん検診・診断学会
認定医制度委員会

この度、がん検診認定医の方々及びがん検診に関わる医師を対象に、日本がん検診・診断学会習熟講習会を下記の要領で開催いたしますので、認定医資格を得られた方は是非ご出席くださいますようご案内いたします。本講習会を受講されますと、5年後の資格更新に必要な教育研修単位合計50単位のうち25単位を取得できます。

多数の方々のご出席をお待ちしております。

本講習会は、認定医資格をお持ちでなくとも、日本がん検診・診断学会会員あるいは関連7学会会員であればどなたでも受講できます。

※習熟講習会の受講・受験のお申込受付は終了いたしました。

日時2009年12月12日(土) 14:00〜17:30
会場駿河台日本大学病院 3階講堂
(東京都千代田区神田駿河台1丁目8-13(JRお茶の水駅より徒歩5分))
受講料5,000円(当日会場で徴収します

プログラム

14:00〜14:15開会挨拶
渡辺 泱(認定医制度委員会委員長)
14:15〜15:15『病いと死仕度』
山折 哲雄
(哲学者・宗教学者/国立歴史民族博物館名誉館長)
15:15〜15:35質疑応答
15:35〜15:45休憩
15:45〜16:45『がん診療における治療の限界』
幕内 雅敏
(肝臓外科医・東京大学名誉教授/日本赤十字社医療センター院長)
16:45〜17:00質疑応答
17:00〜17:30総合討論

(※プログラムは一部変更することがあります。)


講師と講演内容のご紹介

山折哲雄氏

1931年サンフランシスコに生まれる。1954年東北大学文学部卒。1959年問東北大学大学院博士課程を単位取得の上退学。1977年東北大学文学部助教授。1982年国立歴史民族博物館教授。1997年白鳳女子短期大学学長。2000年京都造形芸術大学大学院長。2001年国際日本文化研究センター所長。2005年退任。名誉教授。

がん検診の目的ががん死亡の減少にあるならば、がん検診医は常に死と向き合って暮らしていることになる。最近臨死医学の必要性が声高に叫ばれているが、その内容を見ると単なる西欧社会の物まねであることが甚だ多い。日本人は西欧社会の死生観で死んでいってよいのか。日本人には日本人の、永い伝統と高い文化に支えられた独特の死生観があるのではないのか。この日本人の死生観を本当の意味で語れる人は、現在山折氏を措いて他にない。氏の永年に亘る哲学者・宗教学者としての思索が行き着いた結実をじっくりと聴かせていただき、予防医学におけるがんと死の問題を、もう一度考えてみようではないか。

幕内雅敏氏

1946年東京に生まれる。1973年東京大学医学部卒。1988年国立がんセンター外科医長。1990年信州大学医学部第1外科教授。1994年東京大学医学部第2外科教授。2007年日赤医療センター病院長。

がん検診の目的とするところは、ただ一つがん死亡の減少である。がんは進行すると取っても治らないで死んでしまうから、取って治せるほど早いうちにがんを見つけようというのである。だから取って治せる時期が広がれば、がん検診はより容易になる。幕内氏は肝臓外科の専門家であるが、どれだけ時間と労力がかかろうとも見える限りのがんを取ってしまうことを信条とし、驚異的な治療成績を挙げている。その卓越したがん摘除の技術には、世界の外科医が驚嘆している。いったいがんの外科手術はどこまで可能なのか。がん検診に携わる人たちがいつも抱いているこの疑問に答えるため、今回は世界一の肝臓外科医である幕内氏を、私たちの習熟講習会にお招びした。


お問い合わせ先

日本がん検診・診断学会事務局
株式会社クバプロ
〒102-0072 東京都千代田区飯田橋3-11-15 UEDAビル6F
TEL : 03-3238-1689
FAX : 03-3238-1837
E-mail : NPO法人日本がん検診・診断学会へのお問い合わせ


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