会長挨拶

第20回日本がん検診・診断学会総会の開催にあたって

会長 池田 徳彦

会長 池田 徳彦
東京医科大学外科学第一講座 主任教授

第20回日本がん検診・診断学会総会を、平成24年7月14日、15日の2日間、東京都新宿区西新宿の東京医科大学病院の臨床講堂で開催いたします。第20回という学会として成熟期に入った節目の総会を開催させていただくことを大変光栄に思っております。

私の専門分野は呼吸器外科でありますが、肺がんのみならず、すべての領域において、がんを早期発見し低侵襲治療で根治する、という社会の要望が強くなってきたと感じております。がん検診に対する要求水準も年々高くなることが予想され、我々は質の高い検診を行うとともに、科学的根拠に基づいた効率化・適正化、新しい科学技術やサービスの導入、情報の発信などを推進していかねばなりません。

学術集会のテーマを「がん検診・診断学の新たな局面」とさせていただき、より社会に貢献しうるがん検診の近未来像を討議して参りたいと思います。どうか多くの方がご参集されますよう、心よりお願い申し上げます。